2018年5月1日火曜日

都道307号・西水元地区の自転車ナビマーク


飯塚橋の先にも自転車ナビマークが設置されていました。



ファミリーマート西水元五丁目店の手前からナビマークの設置が始まる

車の交通量は青信号の間に必ず複数台が流れ込んでくる程度。ドライバーにとっては水元地区の主要動線の一つのようです。しかし自転車や歩行者はあまり見かけません。


実効幅員がやっと1mに届くかどうかという箇所もある狭い歩道

車道だけでなく歩道も狭いので、地元の自転車利用者はどこを走るのだろうと意識して観察しましたが、飯塚橋東詰から閘門橋(車道は葛三橋)までの1.9kmを往路と復路で2回走った間に私が見かけた十数人はほぼ全員が歩道を選んでいました。


都道307号と堤防道路で交通モードの棲み分けが発生?(地図の出典

中川沿いの堤防道路ではもっと多くの自転車を見かけたので、もしかしたら路線レベルで自転車と車の棲み分けが生じているのかもしれません。

だとしたら、ドライバーの利便性を追求した皺寄せで、飯塚橋方面から葛三橋方面に移動する自転車利用者が最短ルートから弾き出されている可能性があります。

(StravaのHeatmapでは堤防道路も307号も同じくらい明るく色付いていますが、Stravaの交通量データは利用者属性に強い偏りがあると考えられるので、あまり当てになりません。)

西水元、水元、東水元地区には十分な道幅(歩道+車道の総幅員)の路線が少ないようですが、道路網は格子状で代替可能な路線がいくつもあります。幹線道路であっても車に対して一方通行化して上下線を複数の路線に分担させれば個々の路線には余裕が生まれるはずです。


Streetmix.netで作図した現状の307号の横断面構成(場所により多少異なる)

一方通行化した場合に選択肢に入る空間配分の例
(歩道は電柱やら何やらで2メートル全ては使えません)


ゆる〜と(出典URL)で表示した水元地区のバス路線

ただ、バス路線の現状維持を条件に加えると車道ネットワークの再構築はパズル的に難しくなりますね。



関連記事