2015年6月2日火曜日

オランダの丁字路設計の例


WillemskadeとEmmawijkの交差点(Zwolle, Netherlands)

交差点の手前で自転車レーンが自転車道に変化しています。



車道を横断しない自転車は信号に足止めされずに交差点を通過できます。

信号をバイパスできるようにする事で、(少なくとも短距離の移動では)自転車の旅行速度(停止時間も含めた移動行程全体の平均速度)を車より優位にする事ができます。


東から南へ左折する場合
(上で引用したGoogle Mapsの空撮画像を加工。以下2枚も同じ)

この交差点に接続する自転車道(交差点手前までは自転車レーン)は全て一方通行ですが、交差点で横断する場所を間違えると逆走状態に入ってしまいます。それを防ぐ工夫が幾つか見られます。

ピンク色の線は誤った位置で左折した場合の動線です。正しい左折位置に比べて曲がりが急で、走りにくくなっています。

北から東へ左折する場合や、

南から左折(Uターン)する場合も同じ。


信号、押しボタン、標示は順方向のみ
Street View を加工)

写真右手前から左奥に進む方向が順走です。自転車用の信号機、押しボタン、停止線、ゆずれ標示は全て順走する自転車のみに向けて設置されており、対岸には有りません。逆走しようとする自転車は、信号を見る事も、押しボタンを押す事もできないようになっています。