2014年11月4日火曜日

狭いフィールドで戦う人々

澤田裕さんが「あしたのプラットホーム」というブログの主張に反論しています。

澤田裕(2014年9月25日)
【澤田裕のさいくるくるりん】自転車レーンの設置は、構造分離された自転車道実現の妨げとなるのか?



細かい部分にはツッコミどころも有りますが、
それは脇に置いといて、私はこの記事を読んで、

久米田康治(2010)『さよなら絶望先生 第二一集』講談社
pp. 20-33「第二百二話 対極の環飾」

のエピソードを思い出しました。

私自身もこうなりがちな所が有りますが、
漫画は上手く戯画化してくれているので、
自分のアホさを客観視して笑い飛ばせるようになります。


2014年11月5日追記

で、何が言いたいかというと、
自転車インフラという主題は日本ではまだまだマイナーなので、
ただでさえ狭いフィールドの中で非難しあうのは効率が悪い。

せっかく、高い調査力を持つ人や、大局観に優れた人、
心に響く言葉を紡ぎ出せる人や、大きな影響力を持っている人、
人間的な魅力に溢れている人——いろんな人がいるのだから、
互いの良さを掛け算して増幅した方が、
今はまだ小さなこのクラスタが持つ理想を、
早く実現できるんじゃないかって事です。
 
その為には相手の意見を冷静かつ正確に把握して
建設的な議論をする事が大切ですが、この時、
ヒトの意識にファームウェアのように組み込まれている
様々なメカニズムがいぢわるな邪魔をしてきます。

そうした罠に自分で気付いて上手く回避する為に、
『さよなら絶望先生』は使えるんじゃないかな?