2014年7月14日月曜日

オスロの自転車環境

ノルウェイのオスロが自転車で走りやすいと教えてもらったので、
ちょっと YouTube で車載動画を探してみました。







動画投稿者の説明に拠れば、
スタート地点 Lambertseter
経由地 Rådhusplassen
ゴール地点 Lysaker
で、これでオスロの大部分を走り抜けているそうです。
GoogleMaps でルート検索すると14.9kmの道のりでした。

検索オプションに「自転車」が有ったのでこれで調べた所、
推定所要時間は46分。旅行速度にして19.43km/hです。
信号が少ないという事も有りますが、かなり速いです。

市の中心部はロードプライシングで車の進入を抑制しているそうです。
ICLEI Europe のサイトに掲載されている記事に拠れば、
In addition, road charging has led to a 5 percent decrease in traffic. Cars drivers have to pay €3, truck while bus drivers have to pay €7 each time they drive through the city centre. The charges are in place 24 hours a day, all year round. 

これに加えて、通行料徴収が交通量を5%減少させた。市の中心部を通過する度に、乗用車のドライバーは3ユーロ、トラックとバスのドライバーは7ユーロを支払わなければならない。課金は24時間、毎日、一年中実施されている。
との事。

 以下、動画を見ていて気付いた事を
「分:秒 コメント」形式でダーッと列挙していきます。
一行ずつ読むのは大変すぎるので、
興味の有るキーワードでページ内検索すると便利です。
(Firefoxなら窓OS「Ctrl+F」、林檎OS「Command+F」)

主なキーワード
車道、自転車レーン、自転車道、自転車歩行者道、
路上駐車、渋滞、車、バス、路面電車、
通行区分、ピクトグラム、段差、ハンプ、
交差点、ラウンダバウト、停止位置、横道、
追い越し、すり抜け、飛び出し、vehicular cycling

0:47 停車中のバスを車道中心側から追い越し
0:51 渋滞車列を歩道側の脇からすり抜け
0:57 停車中のバスを車道中心側から追い越し
1:00 自転車専用の通行空間が無いラウンダバウト
1:01 流入車から道を譲られる自転車
1:02 自転車レーン出現(制限速度は40km/h)
1:10 自転車レーンに砂埃が溜まっている
1:17 横道との合流部分(特に工夫は無い)
1:19 自転車レーン上の路上駐車は滅多に無い(沿道の民地が駐車場完備)
1:22 自転車レーン上で停止している車(すぐに発車)
1:25 自転車レーン上にはみ出した歩行者(歩道の幅員がやや不足?)
1:27 スピード抑制ハンプ
1:28 変則交差点(2段階左折などせず直接曲がっている)
1:29 自転車レーン消失、路上駐車
1:34 車とほぼ同じ動線を走る vehicular cycling
1:37 信号機の建植位置は交差点の手前側(交差道路の信号の色が見えにくい)
1:41 信号機は青に変わる直前に赤と黄が同時点灯(青のタイミングが摑みやすい)
1:42 グレーチングは目の粗い斜めスリット
1:43 歩道の点字ブロックは目立たない灰色(弱視者には不親切)
1:52 片側の歩道が消失
1:54 路面に長手方向の割れ目(自転車の転倒に繋がる)
2:07 渋滞車列を車道中央側から追い越し
2:10 車の列に復帰し、vehicular cycling(下り坂で速度差が小さい)
2:13 走行中の車の脇をすり抜け
2:15 車道の渋滞回避で歩道に飛び乗り
2:17 歩道から自転車レーンに飛び出し
2:18 交差点での自転車の通行位置を示す路面標示(「象の足」)
2:23 車と自転車の停止位置が同じ
2:27 路面電車の軌道と鋭角で交差
2:31 自転車同士の追い越しで自転車レーンから車道にはみ出し
2:48 速度抑制ハンプ付きの横断歩道
2:53 自転車レーン上に止まったパトカーとヴァン
2:59 道路工事で自転車レーンが供用停止
3:20 スピードの出る下り坂で自転車レーンの中央に唐突に巨大グレーチング
3:25 自転車レーンが消失する手前で車道に車線変更し、vehicular cycling(下り坂、50km/h制限)
3:49 大型ラウンダバウト(自転車の専用空間なし)
3:51 共用軌道(レールの間を走っている)
3:58 横道に左折(レールを乗り越える際にタイヤが嵌まらないように気を付けている)
4:10 歩道を逆走(道路全体から見て)
4:11 縁石の大きな段差で車載カメラの角度が狂う
4:15 非常に曲線半径の大きな横道への流入部
4:17 非常に狭い自転車レーン(0.6mくらい? 大型バスが横スレスレを走っている)
4:20 かなり狭い仮設(?)の自転車橋
4:26 対向自転車とのすれ違い
4:40 自転車歩行者道(白線で通行区分。自転車は双方向で広めに確保されている)
4:42 通行区分線が消失
4:45 歩行者と自転車のピクトグラムが同一線上に描かれている
4:48 自転車歩行者道の通行区分が復活(幅員比率は歩行者1:自転車2くらい?)
4:58 蛍光色ジャケットのロードバイク乗り(事故リスクの補償行動? 単に寒いから?)
5:00 自転車レーン上の雑なアスファルト補修による段差を回避
5:01 自転車歩行者道の幅が狭まる
5:07 横断歩道の直近まで背の高い植樹帯が続いている
5:10 車道上の自転車レーン復活
5:12 交差点での停止位置の前出しなし
5:14 自転車レーンではなく歩道を通行する自転車
5:15 自転車道(一方通行で、車道とも歩道とも段差で区分。交差点毎に縁石あり)
5:16 自転車道と車道の間は縁石により嵩上げした緩衝帯
5:18 自転車道ではなく車道を走るロードバイク
5:20 緩衝帯に乗り上げる形での路上駐車(ドアゾーンが自転車道にやや被り)
5:21 車道の中央を走るミニバイク(自転車道は自転車専用?)
5:22 交差点の手前で歩道消失(自転車道を歩行者と共用?)
5:23 交差点の歩行者滞留位置を自転車が突っ切る形(その手前で信号待ちしている)
5:26 信号待ちの自転車を後続の右折自転車が追い越し
5:28 信号機は車用と歩行者用の二つのみ(歩行者用も三灯式信号)
5:30 自転車道にはみ出さない歩行者(歩道結構狭いのに)
5:31 対向(逆走)自転車を回避して歩道にはみ出し(歩道との間の縁石は高さが低い?)
5:32 交差点手前の停止線は車と同じ位置
5:35 工事で自転車道の供用停止(歩道に回避)
5:41 自転車道消失(歩道と車道だけに)
5:42 車道も含めブロック舗装に(中心市街の広場?)
5:46 左側の歩道に上がる(その先で現れる路面電車の軌道回避?)
5:50 良く見ると中央の排水溝で歩道が分かれている(軌道側が自転車道?)
5:55 自転車道(?)の延長線上に電停、乗客と動線が交錯しそう
5:57 石畳の広場的空間(歩行者、自転車、路面電車の空間分離が無い。車は通行不可?)
6:08 路面電車のレールの間を電車のように走行(香港でもそんな光景が有った)
6:13 シェアサイクルのステーション
6:16 自転車の通行位置はレールの間だったり広い歩道だったりバラバラ
6:17 蛍光色ジャケットやヘルメット装備の自転車が多い(体感安全度が低い指標)
6:20 自転車歩行者道に見えるけど縁石の僅かな段差で区別
6:21 ここから立て続けに蛍光色ジャケット+ヘルメットの自転車とすれ違う
6:25 車道との間は物理的な構造物でしっかり分離されている。路上駐車は無い
6:27 交差点手前で自転車道に速度抑制用のブロック舗装
6:28 歩行者の滞留位置は自転車の動線から僅かにオフセット
6:43 自転車道内での自転車同士の追い越し(対向車線にはみ出し、幅員は3mくらい?)
6:44 交通島方式のバス停(自転車道にゼブラ無し、地味な灰色の点字ブロックあり)
6:56 区分の無い自転車歩行者道(?)
7:01 自転車歩行者道を侵食する支柱
7:19 自転車の通行位置が車道、自転車歩行者道(?)とバラバラ
7:21 自転車道が復活(双方向、歩道とは縁石で分離)
7:26 スポーツタイプの自転車も自転車道を走っている(蛍光色ジャケット多い)
7:28 対向自転車が余裕で並走(自転車道全体の幅員は4mくらい?)
8:11 車道との立体交差(自転車が地下)
8:12 地下道部分の壁に大きな落書き(雰囲気的に安全ではない)
8:16 チャイルドシートを付けたママチャリ
8:21 斜度が非常に緩やかな陸橋(陸橋回避の自転車道の屈曲はそこそこ緩い)
8:24 陸橋から降りてきた自転車(?)との衝突防止策が万全(速度抑制ハンプ、接続形態)
8:38 車道との緩衝帯空間を利用したバス停(バス停前後の自転車道にハンプ)
8:39 ハンプは脇が空いているので回避できる
8:45 自転車歩行者道? 幅員は広めだが自転車のスピードは結構出ている
9:04 断面構成が車道と広い歩道に
9:07 車道に路上駐車(多分これは側道)
9:41 自転車歩行者道が鋭角にY字合流(上り坂と下り坂の合流で速度差が大きく危ない)
10:08 横道との合流手前で執拗な速度抑制ハンプ(長い下り坂の直後だから?)
10:09 横道と幹線道路の車道上に間にハンプ(自転車歩行者道にも縁石の段差)
10:14 ラウンダバウト(外周部に自転車レーンがうっすら見える)
10:16 自転車レーン消失(自転車の通行位置は車道、歩道とバラバラ)
10:21 自転車を追い越す車はそこそこ側方間隔を取っている(車道の幅員は広め)
10:28 大型のラウンダバウト(自転車の専用空間なし、内部の車線幅も曲線半径も大きすぎ)
10:32 ゾーン30入り口?