2014年7月31日木曜日

浅草通りの自転車歩行者道 (5)

信号交差点での車との位置関係

ここでも自転車と車の動線の交差角度が直角になっていません。
ドライバーからちゃんと見えてるんですかねえ。

写真の車は運転席の背後に窓が開いてますが、毎回
首をグイッと回して安全確認してるんでしょうか。



右折車と(道路全体から見ると)逆走の自転車

サイクリストとドライバーが互いに見落とすリスクが高そうですね。
多方向に同時に注意を向けなければならない上に、
両者の動線の交差角度が鋭角なので、
安全確認で首を大きく回さなければなりません。

そもそも安全確認の動作自体を省略してしまうドライバーも
少なくない実態から考えると、これは相当にリスキーな構造です。


志村! 後ろ、後ろー!

前回紹介した、交差点直近で急カーブする自転車通行空間の構造も、
背後から右折してくる車にサイクリストが気付かない一因になるでしょう。

もしこの交差点で車と自転車の事故が起こったら、
過失割合は道路管理者に100%負わせたって良いと思います。

(道路管理者の責任を不問に付す従来型の交通事故裁判を続けていれば、
事故防止をヒトの注意力に依存する欠陥構造は放置されるでしょう。
道路交通システムのPDCAサイクルを途切れなく回して人命を守る為にも、
裁判官はシステムのフィードバック回路としての自覚を持つべきです。)


一方通行入り口の信号交差点

ここでも自転車と車の動線が鋭角に交差しています。

もういっその事、自転車と車の青信号のタイミングを
完全に分離した方が良いんじゃないかな。
(自転車専用の信号機を設置して。)



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