2013年6月7日金曜日

スタンダード vs コンパクト


クランク歯数が34T(コンパクト)の場合と39T(スタンダード)の場合の
それぞれで、同一の峠(和田峠の八王子側)のタイムを集計しました。
グラフの縦軸はタイム、横軸は何回目の計測かを表わします。


リヤの最大スプロケットはどちらも同じ26Tで、最小ギヤ比は
コンパクトの1.31に対してスタンダードが1.50です。

クランク長は完成車に最初から付いていたコンパクトが170mm、
後から交換したスタンダードが165mmです。

タイム測定は、コンパクトは2012年、スタンダードは2013年に行ないました。
但し、測定を行なった季節は異なります。
2012年は初夏から晩秋にかけて、2013年は冬から初夏にかけてで、
後者は体調が万全でなかった冬の時期も含んでいます。

また、タイム測定前のトレーニング内容や
ウォーミングアップの有無などの条件は統制していません。


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それぞれの最速タイムでの出力(体重1kg当たり)をこちらで計算したところ、
コンパクトの場合で4.7W/kgに対して、スタンダードで4.5W/kgでした。
(比率で言うと、1 : 0.957)

それぞれの平均タイムでの出力(体重1kg当たり)は、
コンパクト4.215W/kgに対して、スタンダード4.109W/kgでした。
(比率で言うと、1 : 0.975)

コンパクトに比べ、スタンダードは出力が3%前後低下しています。
クランク長の比率(170 : 165 = 1 : 0.971)にほぼ対応していますね。


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峠以外でタイム測定とは関係なく普通に漕いでいる場合、
特に信号での停止・発進が頻繁な街中では、
スタンダードクランクのインナー39Tは非常に使い勝手が良いです。

クランク長については、身長163cmの私の場合、165mmは170mmと比べ、
平地を淡々と漕ぐ場面では、ほんの少し回しやすく感じました。


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まとめ

スタンダード vs コンパクトなんて銘打ちましたが、
クランク長の5mmの違いの方が
峠のタイムへの影響は大きいようです。