2009年10月31日土曜日

秋の雅楽

篳篥の塗装が剥げてきたので塗り直してみました。

単に黒では芸が無いので、今回はクリヤーオレンジで。
地の色と上手く混ざって漆っぽく見えますね。(遠目には。)
明日はこれで、ら……、鷲宮神社で吹いてきます。

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今日は明治神宮の舞楽奉納を見てきました。
左方の曲は春と同じ万歳楽でしたが、やはり平調、
秋の空気にピッタリで、千年前から日本人の感性が
変わってない事を実感します。

春と同じく沢山の人出で、まあ色んな人がいました:

演奏中、大太鼓の台座(漆塗り)に子供を座らせてる母親。
現代社会のモラル意識の二極化を露骨に語る現象だなと
思いながら演奏を聴いていましたが、曲に集中できない……。
日本の学校教育、もう少し統制色強めても良いんじゃないかな。

外国人観光客は、殆どの人は然程常識外れな事はしませんが、
(ビデオカメラ構えながら自分でナレーション入れてる人いました。
YouTube とかに載せるんですかね。それは別に良いんですが、
but it was a bit annoying when he pointed his camera at me -_-;)

演奏中に太鼓の皮を触ろうとしていた人には驚きました。
これはもう宗教とか日本文化とか以前の問題です。
どれほど演奏者の神経を逆撫でする行為か、
他の文化圏でも常識になってるものだと信じていたのに。

と嘆く自分も信仰心ゼロなのであまり人の事は言えませんが。